映画「奥様はスーパースター」(我老婆係明星)を見たよ!

こちらはYoukuから本編が視聴できたので、ご飯食べるときに一人で観ました。

ストーリー

戦場カメラマンを目指しフォトジャーナリズムを専攻した男と、オードリヘップバーンに憧れ大女優を夢見る女。何年か前に結婚した二人(以降、夫と嫁)ですが現実はそう簡単にはいきません。今や夫は週刊誌「週刊ナイン」の冴えない記者に、嫁はオーディションに明け暮れエキストラや脇役といったチョイ役ばかりで他のキャストに見下されながらも気強く前向きに日々を過ごしています。

そんなある日、嫁があるオーディションでイケメン大物プロデューサ・ジェフに気に入られ、新作映画の主演女優に抜擢されます。ただし、出演契約には「恋愛禁止」の条件が。そこで嫁は自らが既婚者であることを隠し、大物新人女優として芸能界に躍り出ます。

ところが、ジェフの手がける新作映画に主演女優をとして出演すると自らを見込んでいたベテラン女優は嫁が抜擢されたことを快く思いません。なんとか嫁を名声から引きづり落そうとベテラン女優は企みます。ある日ベテラン女優は、スタジオで嫁が携帯の音声チャットで結婚記念日に関するやりとりをしているのを耳にし彼女が既婚者であることを疑い、さっそく週刊誌にタレコミをします。タレコミの電話を受けたの週刊ナインの社長。社長は、すぐさまさえない記者(実は夫)に、「あの新人女優の旦那を見つけて来い」と密着取材の命令を下します。

一方、世間に隠している二人の夫婦生活は、嫁が大スターになったことで一変。嫁は夫婦であることがばれないよう、毎日変装するよう夫に指示します。まるで自分が嫁の夫であるとは思えないような日々に夫は不満がたまります。そんな時、ベテラン女優から、「新人女優はジェフと親密な関係にある」と聞かされた記者(夫)は、嫁とジェフとの密会ディナーを目の当たりにし…。

一時たりとも家事をしない嫁、プロデューサにもなびかない

スターを目指す女性がプロデューサに見初められる、というありがちな展開ですがこの作品の嫁は既婚者ということもあり一切流されません。思えば、マライア・キャリー主演で大コケし最悪なブービー映画にあたえられるラズベリー賞を受賞した「グリッター」とか、日本ではよくプロデューサに体を許してしまう同人誌とか、プロデューサに見初められてなびくパターンってよくありますが、この映画は違います。どちらかというと夫婦の愛情を描いた物語です。

夫婦といっても人それぞれなんでしょうけど、この作品で嫁は下積みの頃から一切家事をするシーンがない。それどころか、夫に毎晩同じメニュー(鶏肉なんとかご飯)を買ってくるように命令。きっと他の物を食べたいだろう夫が、「今日は何食べる?」と嫁に聞くと「長年一緒に住んでいるのに、私の好みもわからんのかこのボケ、鶏肉ごはんに決まってるだろ、買ってこい」と怒られてしまいます。また、夫はハンバーガーなどのファーストフード、コーラのような炭酸飲料を嫁に禁止されています。自由もなければ立場もなくて、ちょっと哀れです。(あれ、身に覚えが…⁉)

突如大スターになったことで夫婦関係にも亀裂が走り、ケンカするけどやっぱり仲直りする、という流れが想像に易いと思うのですが、仲直りをすることで嫁がご飯をつくるようなことはありませんし、ファーストフードも解禁されません。ほかの中国ドラマなんかを見ていてもそうなのですが、男性が家事をするのがわりと一般的で、女のひとが強いなーという印象です。もしこの作品が日本映画だったら、タイトルに「鬼嫁」とつかない限り、このような比率での家庭での役割を示した描写はまずないだろうと思います。もちろん、こうした娯楽作品が女性向けに作られているのであって、実際の家庭でどうか、というところまではわかりませんが。

作品のもう一つのみどころは、夫役の俳優さんがけっこうカワ(・∀・)イイ!!ところです。身元を隠すために日々変装していろいろな格好で登場してくれます。また、大物プロデューサ・ジェフも若干パワハラですがイケメンですし、嫁がガン無視でなびかないものの、変に手を出してこなくて紳士なので、気をもまずに見ることが出来ます。

正直スクリーンで見たいとは思わないけれど、飛行機の中とかで見るにはちょうどいい軽さの作品です。

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